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アニメ『本好きの下剋上』を見終えて、「この続きって、原作の何巻から読めばいいんだろう」と調べにきた方が多いと思います。ところが検索してみると「第三部」「領主の養女I」「通巻8巻」と3通りの言い方が出てきて、結局どれを買えばいいのか分からなくなりがちです。書店の棚に並んでいる背表紙と、ネットで見かける巻数の表記が、そもそも一致していないからです。
この記事では、アニメ『本好きの下剋上』の続きが原作のどこから読めるのかを、2026年7月26日時点で公式に発表されている情報をもとに整理します。部と巻の対応表も用意したので、そのまま買い物のメモとして使えます。この記事にストーリーのネタバレはありません。
まずは、放送中の第4期『本好きの下剋上 領主の養女』の公式PVをどうぞ。
先に結論:アニメの続きは原作のここから
読んでいる方の状況によって、続きの起点は2つに分かれます。
- 第3期まで見終えた人 → 原作小説の第三部「領主の養女」I巻(通巻でいうと8巻目)から
- 放送中の第4期を追いかけている人 → その先は原作小説の第四部「貴族院の自称図書委員」I巻(通巻でいうと13巻目)から
コミックで追いたい場合は、第3期の続きがコミック版の第三部1巻にあたります。こちらは部ごとにタイトルが変わるので、後ほど詳しく整理します。
「アニメの続きを原作で読む」ときの考え方そのものは、作品を問わず共通する部分があります。ほかの作品でも同じ迷い方をしている方は、アニメの続きは原作の何巻からもあわせてどうぞ。
つまずくのはここ|「第○部」と「○巻」が二重になっている
『本好きの下剋上』の原作小説がややこしく感じられる最大の理由は、巻数の数え方が2系統あることです。
書籍の背表紙やタイトルに書かれているのは「第三部 領主の養女I」のような部ごとの通し番号です。一方、まとめ記事や電子書籍ストアでよく使われるのは「8巻」のようなシリーズ全体の通巻番号です。同じ本を指しているのに、見た目がまったく違います。
対応表にすると、一気に見通しがよくなります。
| 部 | サブタイトル | 部の巻数 | 通巻 |
|---|---|---|---|
| 第一部 | 兵士の娘 | I〜III | 1〜3巻 |
| 第二部 | 神殿の巫女見習い | I〜IV | 4〜7巻 |
| 第三部 | 領主の養女 | I〜V | 8〜12巻 |
| 第四部 | 貴族院の自称図書委員 | I〜IX | 13〜21巻 |
| 第五部 | 女神の化身 | I〜XII | 22〜33巻 |
つまり「続きは8巻から」と書かれていたら、書店で探すべき背表紙は第三部「領主の養女I」ということです。ネットで注文するときも、この対応さえ頭に入っていれば取り違えません。
もうひとつ、購入前に知っておくと安心なのが、原作小説の本編はすでに完結しているという点です。第五部「女神の化身」の最終巻で本編は幕を下ろしており、通巻でいえば33巻分でひとまとまりになっています。「読み始めたはいいけれど、いつ終わるか分からない」という不安がないのは、長編に手を出すうえで大きな安心材料です。
もうひとつの落とし穴|ジュニア文庫版・外伝と混ざらないように
対応表どおりに探しているのに巻数が合わない、というときは、別のシリーズを見ている可能性があります。『本好きの下剋上』には、通常のシリーズのほかに次の2種類が並んでいるからです。
ひとつはTOジュニア文庫版です。小学校上級以上を対象にした児童書レーベルで、漢字にルビが振られ、挿絵も多めに入っています。読みやすさと引き換えに1冊あたりの収録量が少なく、通常版の1冊分がおおむね2冊に分かれる構成です。そのため通常版と巻数がずれます。大人が続きを読む目的で買うなら、通常のシリーズを選んでおくのが無難です。表紙の雰囲気が違うので、並べて見れば見分けられます。
もうひとつは外伝・短編集です。他キャラクターの視点で描かれた短編集や、本編とは別軸のスピンオフが刊行されています。どれも読み応えのある内容ですが、アニメの続きを追うという目的だけなら、まずは本編(第一部〜第五部)を通して読めば十分です。本編を読み終えて「この世界にもう少し浸っていたい」と思ったときに手を伸ばすくらいのつもりでいると、買い物で迷いません。
アニメ第1期〜第3期は原作のどこまで?
TVアニメはこれまでに3期+現在放送中の第4期が制作されています。第1期から第3期までの範囲は、次のとおりです。
- 第1期:2019年10月〜12月/全14話
- 第2期:2020年4月〜6月/全12話
- 第3期:2022年4月〜6月/全10話
この3期分をあわせると全36話になり、原作小説の通巻7巻の最後、つまり第二部「神殿の巫女見習い」の完結までが映像化されています。第3期の最終回まで見た方は、ちょうど第二部を読み終えた状態、と考えてください。
区切りとしてはとてもきれいです。部の途中で終わっていないので、「読み返すべき巻があるかどうか」で悩まずにすみます。第3期を見終えたなら、そのまま第三部「領主の養女I」=通巻8巻を開けば、記憶が途切れることなく続きに入れます。
放送中の第4期は原作のどこ?その続きは?
2026年に入って、待望の第4期が動き出しました。
- タイトル:『本好きの下剋上 領主の養女』
- 放送開始:2026年4月4日
- 放送形式:連続2クール(第2クールは2026年7月11日スタート)
- 放送局:読売テレビ・日本テレビ系全国ネット(毎週土曜 夕方5時30分)/TOKYO MX(毎週月曜 よる9時25分)ほか
タイトルがそのまま示しているとおり、第4期で映像化されるのは原作小説の第三部「領主の養女」です。通巻でいえば8巻からの範囲にあたります。
ここから逆算すると、行動はこう決められます。
- アニメで見たい人:第4期が第三部を描いてくれるので、原作を先に読まずに待つのもあり
- 先を知りたい人:第三部「領主の養女I」(通巻8巻)から読み進めれば、放送中のエピソードの先へ進める
- 第4期を見終えたあとに続きを読みたい人:その次は第四部「貴族院の自称図書委員」I巻(通巻13巻)が起点になります
なお、第4期が第三部のどこまでを描くかは公式には明言されていません。第三部はI〜Vの5巻構成なので、2クールという尺から考えると全体を追う想定と見るのが自然ですが、あくまで目安として捉えてください。放送を最後まで見てから続きの巻を決めたい方は、第4期の完走後にあらためて確認するのが確実です。
小説をそろえるなら|買い足しの手間をどう減らすか
小説で追いかけると決めたとき、地味に効いてくるのが部ごとに巻番号が振り直されるという仕様です。単巻で少しずつ買い足していくと、「第三部のIVまでは読んだ、次は第四部のIだったか、第三部のVだったか」と分からなくなる瞬間が出てきます。
本編が完結している作品なので、まとめてそろえてしまうという選択肢が現実的です。通しでそろえておけば、部の切り替わりで手が止まりません。
もっとも、長編をそろえると置き場所の問題が出てきます。並べ方や収納をどうするかは、全巻セットと本棚で扱っているので、購入前にのぞいてみてください。
コミックで追いたい人はどの部から?
『本好きの下剋上』のコミカライズには、ほかの作品にはあまりない特徴があります。部ごとにタイトルも作画担当も変わるのです。
- 第一部:本がないなら作ればいい!(作画:鈴華)
- 第二部:本のためなら巫女になる!(作画:鈴華)
- 第三部:領地に本を広げよう!(作画:波野涼)
- 第四部:貴族院の図書館を救いたい!(作画:勝木光)
- 第五部:途絶えた知識を繋げよう!
そのため「漫画の続きは何巻から?」という聞き方だと答えが定まりません。正しくは、どの部のコミックを、その部の何巻から読むかで考えます。
アニメ第3期までを見終えた方がコミックで続きに入るなら、第三部「領地に本を広げよう!」の1巻からが起点です。第二部までのコミックはアニメで見た範囲にあたるので、飛ばしても話はつながります(もちろん、絵で読み直すのも楽しみ方のひとつです)。
部をまたいで買い集めるのが面倒な場合は、こちらもまとめてそろう形があります。
小説とコミック、どちらで続きを読む?
どちらが上ということはなく、何を優先したいかで選ぶと失敗しにくいです。
- 早く先を知りたい・情報量を取りたい → 小説。物語の進みが速く、心の動きや世界の仕組みまで丁寧に書き込まれています
- アニメの余韻のまま絵で楽しみたい → コミック。キャラクターの表情や街の様子がそのまま目に入ってきます
- どちらも気になる → 小説で先に進み、気に入った部だけコミックで読み返す、という追い方もできます
とはいえ、いきなり長編を買いそろえるのは勇気がいります。まず1冊だけ手に取って、文章量や挿絵の雰囲気を確かめるのもおすすめです。すでにアニメで内容を知っている範囲の巻を選べば、映像と読み比べながら「自分はこの作品を活字で読み続けられそうか」を判断できます。
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アニメから原作に入るときは、進行の速さや描写の違いでとまどうこともあります。事前に押さえておきたいポイントはアニメから原作に入るときの注意点にまとめています。
まとめ
- 第3期まで見た人の続きは、原作小説の第三部「領主の養女I」=通巻8巻から
- 第4期を見終えたあとの続きは、第四部「貴族院の自称図書委員I」=通巻13巻から(第4期の到達点は公式未発表のため目安)
- 巻数表記は部ごとの番号と通巻番号の2系統。対応表で照らし合わせれば取り違えません
- アニメ第1期〜第3期の全36話は、通巻7巻ラスト(第二部の完結)までを映像化
- 第4期『領主の養女』は2026年4月4日開始・連続2クール、第2クールは2026年7月11日スタート
- コミックは部ごとにタイトルと作画が変わる。第3期の続きは第三部「領地に本を広げよう!」1巻から
- 原作小説の本編は完結済み。終わりが見えている状態で読み進められます
対応表さえ手元にあれば、もう「どれを買えばいいのか」で止まることはありません。アニメの余韻が残っているうちに続きの1冊を開けば、あの世界にすぐ戻れます。


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